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27. Februar 10

【メディア】 メディア・パトロール・ジャパン、遂に始動

 2月26日、国民がバンクーバーでの女子フィギュアの2人の世界女王・浅田真央VS安藤美姫の対決に固唾を飲んでいた頃、都内記者クラブでは各界の保守論客が一堂に集まり記者会見が行われていた。本日(27日)夕方6時から始動するポータルサイト「メディア・パトロール・ジャパン」(=以下MPJ)についての会見である。
 会見の席に並んだのは、青山繁晴(独立総合研究所)、西村幸祐(評論家)、すぎやまこういち(作曲家)、三橋貴明(経済評論家)、藤井厳喜(国際問題アナリスト)らの5氏。この会見の模様は産経新聞が伝えている。(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100226/plc1002261826014-n1.htm

 MPJはわが国初の、国民のためのパブリックジャーナリズムを目指すものである。昨今のマスメディアの悪意に満ちた偏向報道、捏造報道、プロパガンダとしての印象操作に加えて、“報道しない自由“に基づく隠蔽、報道拒否などのテロ行為に対し、国民一人一人がマスメディアを厳しく監視し、国民の側が正しい情報を共有するためのものである。
 ここで国民の側に必要とされるのが、メディア・リテラシーである。新聞・テレビから流れる情報の一次ソースを精査、比較し、メディア側の意図的なバイアスを見破るためのクリティカルなスキルだ。これに大きな役割を果たしているのがネットである。ネットというコミュニケーション・ツールが登場する以前、高等教育でメディア・リテラシーについて専門に学ぶ機会のなかったであろう多くの国民は、例えばNHKや朝日新聞が堂々と虚偽や捏造報道をするとは思ってもみなかったのであろう。報道バラエティーの中で断片的に報道される政治・経済のニュースもそのまま垂れ流されていたわけである。
 しかしネットという新しいメディアの登場により、これまで情報の一方的送り手であったマスコミが、今度は自分たちも批評の俎上に晒されるわけである。そしてそれをジャッジするのは国民たるネットユーザーであり、そのネットユーザーの中には当然のことながら各分野の市井のスペシャリストたちが控えている。彼らが報道バラエティーの雛壇に陣取る“自称”有識者やコメンテーターと言われる電波芸者たちの表層を剥離し、裸体を剥き出しにさせる。このような事はかつてなかった事なので、ネットは彼らから恐れられているのである。
 またネットコミュニティの中においては、実社会で通用している権威、肩書き、地位は無効となり、すべての人間は他の多くの市井の市民と同等の座標で並列化される。実はこれが、かつてドイツの思想家ハーバーマスがロンドンのパブ(public house)に例えて言った「公共圏」の事である。この空間は、議員バッジや社章を背広に付けたまま暖簾をくぐる「赤ちょうちん」とは異なるのである。この批評空間においては、そこで情報として提示されたテクストのみが、正しいか否かだけ精査される。その情報の確度が精査されるにあたり、誰の発言であるかという権威は通用しない。
 一方で、大学教授や評論家という肩書でテレビの雛壇に並べられた電波芸者たちは、その肩書によって自らの言説の説得力も担保されると未だに勘違いしている。いわばこの“雛壇”こそ「赤ちょうちん」的世界である。しかし今、これは揺らぎつつある。

 例えば、現在開会中の国会をノーカット生中継で見ている国民は、自民党、共産党の厳しい追及に窮地に立たされる民主党閣僚の姿を知る事が出来る。しかし、民主党を後押しする民放各局の報道バラエティー番組によって編集・加工して制作されたニュースを見れば、不思議と民主党が健闘しているように見える。このあまりにも大きな違いに違和感を覚えたならば、例えば今ならネットで「椿事件」と検索すれば、そのからくりが理解できよう。
 ここでわれわれ国民に求められるのは、情報の一次ソースを辿る技術である。これは参考文献から原典の論文に行きつく行為と同じである。何者かの意図によってバイアスがかけられる前の一次ソースを得て、それを自分で判断し、批評するのがメディア・リテラシーである。それには事実のみを伝えるストレートニュース媒体も必要だ。現在のところそれを担っているのが、Youtubeやニコニコ動画などの動画投稿サイトである。アカウントをとれば誰でも動画を配信できるこれらのサイトには、テレビでは絶対に伝える事ができない保守系市民団体のデモ行進や抗議集会、政治家の街頭演説の模様も生中継される。エンターテインメントとしてこれらのものを見ても、テレビコンテンツよりも断然に面白いのである。

 MPJは、各界保守系論客のコラムに加えて、フリージャーナリストやネットユーザーにより配信されるストレートニュースやブログと連帯し、テレビ、新聞といったレガシー・メディアに対抗し得る第三極を作り、今現在、絶対的な権力を握るレガシーメディアを国民全員で監視するものである。発起人の一人であるすぎやまこういち氏の言葉を借りれば、「日本という国が大好きな国民一人一人がドラクエの勇者となって、戦って下さい」ということである。この新しいメディアの勃興には、行動する国民の存在が必要なのである。

■メディア・パトロール・ジャパン■(本日午後6時より始動)
http://mp-j.jp/


■「メディア・パトロール・ジャパン」概要■
(発起人・三橋貴明氏のブログから転載)

メディアパトロールジャパン! 前編
メディアパトロールジャパン! 後編
メディアパトロールジャパン! 後記 

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『ああ言えば,こうゆう!』(2009年9月28日,阿佐ヶ谷ロフトA)

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