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13. Januar 10

【メディア】 国民によるマスメディア監視サイト 「メディア・パトロール・ジャパン」 設立へ

 ロンドンの下町を歩いていると,夕刻を迎えた頃から町の小さなパブが次々と店の灯りを点ける。地元のロンドン市民は馴染みのパブに集い,政治談義から芸術談義,サッカー談義で花が咲く。日本のいわゆる「赤ちょうちん」や学生が集まる駅前居酒屋のような騒がしさはない。パブでの酒の肴はそこに集う面々が持ち寄ったその日の話題である。
 ご存じの通り,パブ(Pub)とはパブリックハウス(Public House)の事である。もともとは公共の社交場という意味合いを持った空間だ。この社交場に酒場やミニ・クリケット場や,スポーツ観戦用のテレビなどが置いてあるのがイギリス発祥のパブである。
 今日では日本でもサッカーや野球に特化した居酒屋を町の中で時々見かけるようになった。わが町にも,サッカーセリエAを専門に観戦するサッカー・バーもある。近年では池袋に開店した「猪木酒場」もなかなかの人気である。これは猪木を中心とした昭和のプロレスファンが集う店である。しかし何と言ってもこのようなスポーツ・コミュニティとしての酒場の歴史を辿るならば,関西地区に古くから数多く存在する阪神ファンの店であろう。この空間は,文字通り阪神ファンしか足を踏み入れてはいけない空間であり,このような店で讀賣の話題など出そうものならば,罵声とともにつまみ出されるという,昔ながらのイギリスのような,厳しい“階級社会”が存在しているところを見ると,これぞ正統のパブの継承者だとは思う。

 さて,パブという言葉はもう一つ,パブリシティ(publicity)という言葉とも大きく関わっている。パブリシティとは公共性・社会性をもった情報媒体を通して第三者に向けて発信される素材のことだ。これが新聞・テレビといったいわゆるマスコミを通して発信されるものがニュース・パブリシティである。すなわち,パブリック・ハウスもパブリシティも,もとを辿れば「公共圏」という観点からは同様の性質を持ったものであることがわかる。
 このパブの観点から「公共圏」論を提唱したのがドイツの社会学者ハーバーマスである。彼はデリダやニクラス・ルーマンとの永年にわたる論争をしたことでも有名。同じようにアーレントが古代ギリシャの都市国家ポリスにおける市民空間を「公共領域」として提唱した“パブリック”の概念を,現代において可能性を模索したのがこのハーバーマスである。
 そして,ハーバーマスが言うように,各人の身分,階級,政治的立場によることなく自由な議論が可能な言論空間という理念から発展したのがパブリック・ジャーナリズムである。パブリック・ジャーナリズムとは,既存のマスメディアによるものではなく,国民(または,ハーバーマスが公共圏論の中で定義している市民)による国民のためのジャーナリズムなのである。

 少々前置きが長くなったが,このたび,このパブリック・ジャーナリズムの理念を担っていくであろう新しいメディアが立ち上がる運びになった。その名も「メディア・パトロール・ジャパン」である。発起人は,ジャーナリストの西村幸祐,作曲家のすぎやまこういち,経済学評論家の三橋貴明の3氏である。
 私は昨年に関係者から直接この情報を頂いていたが,先日,新宿のロフトプラスワンの西村幸祐トークライブの席で正式に発表があった。
 「メディア・パトロール・ジャパン」は,その名の通り,現在,新聞・テレビなどのマスメディアにより日々暴力的に行われている偏向報道,捏造報道,特定の政治勢力に荷担したプロパガンダ報道を国民全員で監視,検証していくサイトである。「メディア・パトロール・ジャパン」は,いかなる政治的,経済的拘束も受けない。「日本が大好き」な国民一人一人が主役である。
 発起人の一人であるすぎやまこういち氏はこのような事を述べられた。
「君たちも一人一人力を合わせて,ドラクエの勇者になって,日本に跋扈する巨悪を倒して欲しい!」
 「メディア・パトロール・ジャパン」は,まさに,日本が大好きな国民一人一人がドラクエの勇者,あるいは公安9課の草薙少佐となってレガシー・メディアたるマスゴミと戦っていくものである。このようなものが,文字通りパブ的空間であるロフトで告知されたことは,実に象徴的な出来事である。

 「メディア・パトロール・ジャパン」は2月から始動する。
 日本が大好きなドラクエの勇者たち,そして我こそは草薙少佐と思う国民は,ここに集結されたし!

■「メディア・パトロール・ジャパン」概要■
(発起人・三橋貴明氏のブログから転載)
メディアパトロールジャパン! 前編
メディアパトロールジャパン! 後編
メディアパトロールジャパン! 後記

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Verfasst von: Wandaphich | 29. August 19 08:33 Uhr

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