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14. April 09

【論文紹介】 齊藤基生「カブリモノのみんぞく」(名古屋学芸大学研究紀要 教養・学際編 第5号)

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 何年か前に行われた冬季五輪の表彰式で,日本のある若い金メダリストが帽子を被ったまま国歌斉唱をしていて,後から識者たちに“けしからん”と叩かれたことがあった。私もライブで表彰式の模様を見ていたが,会場が雪が降り注ぐ屋外で,しかもスキー競技とあって,この選手が着帽したままの姿にはそんなに違和感は感じなかった。むしろユニフォームの一部にさえ見えたぐらいである。
 先日,名古屋芸術大学の会合で同席した考古学が専門の齊藤基生氏から頂いた『カブリモノのみんぞく』という論文は,まさにそんな当世の若者の行動から見えてくる現代風俗から着想を得て,「帽子」という装身具と,またそれを身につけるという行為の中に,どんな民俗が存在するのかを歴史・民族を横断して考察したものである。
 齋藤氏は名古屋学芸大学でも大講義を行っており,講義室に入ってくる学生らの中に,室内でも着帽のままの学生もいることに着目し,全学生に対してアンケートを行った。その結果,「帽子」という装身具はファッションとして常に身体に身につけるものであり,それを室内で,しかも大学の講義中にも着帽したままの状態に対して,「礼節を欠いた行為」とは思っていない学生もいることがわかってきた。
 現代学生のこのような風俗について,どのような歴史的経緯を経て学生間にこのような風俗が成立していったのかを,「帽子を被る」という行為の意味も含めて,古代の遺跡から現代に至るまでを例に挙げて分析するものである。

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