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14. Dezember 08

【アート】藍画廊『3-3-8』展オープニング・パーティー

12月13日の藍画廊『3-3-8』展オープニング・パーティーの様子(動画)

 建物の老朽化により,京橋時代の空間に幕を下ろす藍画廊の最後の展覧会が開催されている。
 展覧会タイトルの「3-3-8」とは,現在の藍画廊の所在地に因んだもので,1989年以降に藍画廊で個展を開いたことのある現代美術作家たちの小品が展示されている。
 出品作家は150名ほどで,その出品作家のリストを見ると,60年代~70年代にかけて,日本のアートシーンで作品を作り続けてきた歴史の長い作家の名前も多くある。これらの作家は,かつて現代美術の中心が銀座,神田界隈で賑わっていた頃,常に前衛的な役割を果たしてきた作家たちである。
 80年代後期から90年代にかけて,アートシーンの中心がメジャー・メディアとのコラボレーションで青山・六本木界隈にシフトしていく中で,いわゆる現代美術画廊のレンタル・ギャラリーとしてアンデパンダン的な役割を果たしてきた銀座界隈の画廊のあり方について疑問を感じつつも,あえてそこに表現の重心を置いてきた作家たちは,グローバルなコマーシャリズムにシフトしていくアートシーンの中でも,今もって批評的な存在感を表している。
 京橋では最後になる藍画廊の『3-3-8』展のオープニング・パーティーでは,60年代,70年代を生きてきた作家たちにもたくさん会うことができた。そして,彼らの話の中で,この時代のことを同時代として批評し続けてきた二人称画廊の三須康司さんと神田の真木画廊の山岸さんが亡くなっていたことを知った。また現在,病気療養中で作家活動から遠ざかっている方も何名かいることもわかった。
 これを“ひとつの時代の終わり”と簡単には片付けられないであろう。少なくても60年代,70年代に何があったのかを今生きている我々が掘り起こして批評していく必要がある。なぜならそれを怠ると,日本の現代美術というものが美術の歴史の中で連綿として連なっているものなのか,あるいは過去の事は無かったこととしてリセットされた上で,今日のアートシーンが成り立っているのかを一層曖昧にするからである。

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